なんの足しにもならない

140文字じゃ収まりきらない

街コンに行った話

 

こんばんは、峠野です。

 

お、更新刻むなこいつ?と思われるかもしれません。

 

喉が乾いたら水を飲むだろう?

腹が減ったら何かを食べるし。

ネタがあったらブログ書くんだよ。

それが人間の理ってなもんです。

 

 

では本題に行くぞ!

 

 

 

 

 

某日、Twitterで目にしたとある話題。

 

 

「オタク街コンに行ってきた」

 

 

たしかそんな感じのモーメントでした。

女オタクが街コンに行ってカレピ出来たピッピロピ〜〜とかそんな感じの。

今はなんか消去されたのか見られませんので、リンクを張ることすら私には出来ないわけですが。

 

 

そんなモーメントを、私のTwitterの趣味アカウントのTLに流したのは、私の某相棒でした。

 

 

「私も街コン行こうかなwwww」

 

 

いや待てマジか、マジかお前、そんな「ちょっとそこにできた新しいラーメン屋冷やかしに行ったろ!」みたいなノリで行っていい場所なのか?

下手すりゃ死ぬぞ?熱々のラーメンぶっかけられるぞ?

 

 

とはいえ、私も興味がないわけではありませんでした。というか寧ろ興味津々でした。

今までの私のブログを読んでいただければわかるように、検査入院で気絶寸前になるわ、ガールズバーでバイトするわ、マッチングアプリでマッチングした2人と会うわ…もうなんか峠野も歩けばネタに当たるというか、ネタに恵まれた生活を送っているわけです。

 

そんな私が、こんなネタに溢れてそうな場所をどうして逃しましょうか?

 

 

 

という思考が、相棒のツイートを見てからものの数秒で私の頭の中を駆け走り、気づけば

 

 

「街コン……ネタになる……」

 

 

と考える始末。

 

 

そうです、もうお分かりですね。

 

 

 

 

 

街コン、もとい、オタク街コンに行きました。

 

 

 

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はい、今回も結論が約700文字時点で出るというね、時短生活を極める人々に優しい峠野です!

「ラーメンなんて並んでまで食いたくねえよ」という、待つのが苦手なせっかちさんにも優しい、カップヌードルのような人間、それが峠野です!どう?惚れた?

 

 

 

 

 

というわけで、早速相棒と日程を調整することに。

この時点ではオタク街コンと完全に決めたわけではなく、日程と予算から考えることにしました。

謎解き街コンとか、アクアリウム街コンとか、もうラインナップが豊富なんです。ネタの叩き売りです。多分どの街コンに行ってもこのブログを完成することはできたでしょう。それくらいすごかった。もうね、ツッコミが追いつかないの。そんなこと日常生活でなかなかないでしょ。街コンは非日常なんだな、とこの時点で少し思いました。

 

 

どれを見ても、まあ噂には聞いてたんだけど、男女格差がもんのすごい。男が女の倍(以上)払うのが常識。え?コレ男は単位が円じゃないんじゃない?ペソでしょ、ペソ。何が男尊女卑だよ、逆じゃねえか…って、私はつい最近、卒論でこの世は男尊女卑が覆ることはない的なことをドヤ顔で書きましたけど、早くも崩壊しちゃったぞ、オイオイ…

 

 

そんな女尊男卑の一片を見ながら、男性に同情したりもしたけど、まあ私も女なんでね。女に生まれて良かった〜!ってな感じで私の中のブルゾンちえみが叫んだわけですよ。女であることを喜びなさいって。だから素直な峠野は喜びました。やったー!貧乏学生に優しい街コンありがとうー!

 

 

選ぶ基準が、ネタになるか否か、だったので、普通の(に見えた)街コンはスルーする私たち。

最終的に謎解き街コンかオタク街コンで悩みました。

ちなみに、アクアリウム街コンは私が却下した。いやだってね、初対面の人と2人にされて、水槽の魚見てどうするんですか?「魚泳いでますねえ」「そうですねえ」………4コマ漫画もかけないからね、打ち切りにされちゃうでしょ。「美味しそうですねえ」とか言ったら食いしん坊認定されて女として終わるでしょ。どっちにしろ終了なんすよ。

いや、コレがね、デートに行ったことのある女の子なら分かるかもしれないよ。水族館に行ったらこういう会話をしよう、みたいなマニュアルがモテ女限定で流通してるんでしょ、私知ってる。そのマニュアルなんて知らない峠野ですよ、なんなら男女2人の時間の過ごし方も知らない。

そんな恋愛原始人の私が!水族館で!?初対面の男と!?!?2人きり!?!?!地獄しかねえだろ、それなら漫才の練習した方が幾分もマシだよバーロー!

 

とかなんとかゴチャゴチャ考えて却下したのでした。

いいですか、コレがモテない女の思考回路です。みんなくれぐれも真似すんなよ!(しねえよ)

 

 

で、悩みに悩んだ挙句、1000円という破格の値段につられて、オタク街コンにしたのでした。

まあオタク街コンの方が人間的にネタになりそうだしね(失礼)。

 

 

 

相棒が申し込みをしてくれたのですが、「イヤ、会員登録必要なんですけどウケる」と言われ、マジか頑張ってワハハと、完全に人任せでテレビを見ていた峠野(最低)。

ですが、しばらくして「同行者も会員登録必要なんですけどウケる」と言われて、マジかよべつにいらねえだろとかなんとかブツブツ言いながら渋々登録。

 

 

 

 

登録は名前、メールアドレス、生年月日など、いたって普通の個人情報を入力するだけの簡単なものでした。

 

 

そんな簡単なものなのに。

 

 

 

登録完了後、「登録ありがとね〜」みたいな趣旨の形だけのお礼メールが来ます。

そこに、私の名前が書いてあったのです。

 

 

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いや、私の名前じゃないけど!?!?

 

 

 

まどからって何?「一辛」「中辛」とかの辛さの単位?それとも何か?「達」の意味の「ら」?つまり私の複数形?当日私複数来たら街コン荒らすどころか軽く会場壊すぞ?

 

どうやら、渋々登録するあまり確認もろくにせず完了してしまったらしい。この前ハワイに行った時も、航空券の生年を間違えて予約してたし。せっかちさんはどっちだ、私じゃねえか!

 

 

 とりあえず一人で一通り慌てた後、どうしようもない笑いに襲われた。多分腹筋100回分くらい腹筋使った。家に一人だったんだけど、そんなの御構い無しで笑い狂った。一人で対処できる感情ではなかったので、相棒にLINEした。

 

 

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いいわけねえだろ

 

 

すると、相棒の方に同行者の名前が表示されたようで。

 

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そりゃしんどいわ

 

 

そこから二人で笑い転げ呼吸困難になりながらLINEを続けます。(※お互い家で一人)

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ヨダレを出すな

 

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ラップをするなら韻を踏め

 

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よくねえよ

 

 

とまあ、マジで街コンに行く前からネタができてしまって、イヤーネタに愛されまくってんな〜〜やべえ〜〜という羽根より軽いノリで街コンに赴くことになりました。

 

 

ちなみに、名前は問い合わせして変更してもらいました。当たり前でしょ、当日身分証提示が必要なんです。もし訂正せずに向かってたらボールペンで保険証に「ら」を書き足さなきゃならなくなるんだからね。

 

 

 

 

 

そしていざ当日、オタクの名にふさわしく、我らが聖地池袋に向かいました。

 

 とは言いつつも、我々女オタクが行くのは池袋東口。サンシャイン通りの方。

今回の会場は池袋西口。真逆。

案の定、地図が読めない私たちは行くのに少し手こずりました。

ビックカメラが右にあるよ!?」

「でも地図にはないもん!」

 

ないわけねえだろお前達の地図の見る力がないだけだよ!

 

 

 

そんなわけで開始10分前の13:50くらいに会場到着。至って普通の居酒屋です。

 

中にはもう何人かの男女が座っていました。私たちはスタッフの案内に従って、女性側が明らかに空いているところに座らせられます。

 

 

そして、配られるプロフィールシート。

 

 

そこには好きなアニメランキング、好きなキャラランキング、最近みたアニメなどを書く欄がありました。

 

「え、コレ書くの…?」

私はボソッと(多分でかい声)で隣の相棒に話しかけます。面倒で堪らなかったのです。

相棒も「イヤ、良くない?」

イヤ良くねえよ書けよって話なんですけど、そもそも私たちが好きなアニメってご存知の通り「うたの☆プリンスさまっ♪」っていうバリッバリのガッチガチの女向けアニメなわけです。

好きなキャラもお互い聖川真斗と来栖翔でランキングを埋めちゃうようなクソ女2人なんですよ。

私たちは何も、女オタクと友達になりに来たわけではありません。「うたプリの劇場版楽しみだね!ところで誰推し?」という会話をしに来たんじゃないんです。そんなのただの女オタクのオフ会だろ(オフ会行ったことないから知らんけど)。

 

目の前にこれから座る、男オタクを相手にお喋りするんです。嬉々としてうたプリを観る男オタクは数えるほどしかいないでしょう。ひょっとすると、「うたプリってなんすか」と言われかねない。私たちはうたプリの押し売りをしに来た工作員ではないんです。うたプリは素晴らしい作品なんだけれども。

 

そして、うたプリ以外に観るアニメも、総じて女オタク向けのものばかり。そう、私たち女なんです。オタクだろうがなんだろうが、女に生まれてしまった私たちは、女向けのものに弱い。ぬいぐるみとかいっぱい買っちゃう。

 

つまり、ランキングを書いたところで相手も困るわけです。「うたプリ!?女オタクじゃねえか」当たり前なんすけど、そんなことを思われるわけです。

 

 

というわけで、長々といきさつを説明しましたが、完成したプロフィールシートがこちら。

 

 

 

 

 

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もはやいらなくない???

 

 

 

 

 

ただ、あれだけ屁理屈を並べた私たちも、声優だけは書きました。私は鈴村健一、相棒は下野紘です。そこだけは不動だし、中堅声優の彼らなら、話題を広げてくれるだろう、そう信じて、書いたのです。

 

 

そして開始時間の14:00の少し前、「ドリンクオーダーしてくださ〜い」とのスタッフからの声かけ。

飲み放題なので、酒もノンアルもあるわけですが、私は全く飲むモチベではなかったことと、喉が渇いて仕方がなかったことから烏龍茶をお願いしました。

すると、向かいの二人の男性陣が「じゃあ僕もそれで」と気を利かせたのか、考えるのを放置したのか、烏龍茶が飲みたかったのか判断し難いテンションで述べてくる。お前達は本当に烏龍茶でよかったのか??それならもっと俺は烏龍茶が飲みてえ!!ってテンションで言ってくれ。じゃないとなんか申し訳なくなってくるだろ!?

 

 

 

14:00になって、「では開始します!皆さんグラスはありますか?」とスタッフが声を上げました。

 

 

 

 

 

さっき頼んだばっかだからねえよ!!!

 

 

「コレエア乾杯になっちゃいますねワハハ」と冗談まじりで言ったのだが、

 

 

「グラスないところはエアでお願いしまーす」

 

 

と、マジで実現されることとなってしまった。

 

 

 

 

 

 

私たちのテーブルだけ、グラスではなく、拳を交わした。少年漫画の最終話か????

 

 

 

 

 

 

そんなわけで、1組目との会話が開始しました。ちなみに25分で男性側が席替えをするというシステムです。

 

 

向かって右が、臙脂色のセーターを着た、ラブライブが好きな大人しそうな人、左は申し訳ないけど何も覚えてない。多分いた、そんなレベル(最低)。

 

 

プロフィールシートを見せ合いながら、「何のアニメが好きなのか」「出身がどこか」そんな当たり障りのない話をした気がします。本当に印象に残ってないです。

 

ただ、右のラブライバーが、うたプリの話を熱心に聞いてくれたのは覚えてます。聞き上手だった。あと、キンプリの応援上映を池袋に友人と観に来たって言ってました。怖かったらしい。よく頑張ったね。

私たちに話題を合わせてくれてたんだなあ、と、改めて思うと有難いです。

 

 

そんな感じで話をしていたら、「男性の皆さんはそろそろ席替えですので連絡先交換などは今のうちに!」とアナウンスがありました。

 

なるほど、奥手なオタクに優しいシステム。こうやって声をかけてくれれば、自然に(自然か?)連絡先が交換できるってわけだ。

というわけで、LINEの交換を最後にして、私たちの第1戦は終了。

 

 

私はこの時点で疲れていた。

愛想笑いほど表情筋を使うことはないからです。

 

ですが、時は待ってくれることはなく、次の組がやってきます。

 

左側が眼鏡の(相棒曰く)萌え袖ナルシスト、右側がツッコミ。

2人は会社の同僚だそうです。

 

最初はアニメの話をした気がしますが、私たちが大学生ということもあり、学部の話やらに発展しました。

すると、確か萌え袖が「何かゲームとかするの?」という話から、ソシャゲの話になりました。

私たちはシャニライに命を懸けている女なので、うたプリのゲームなら…と答えました。

課金はするの? と聞かれ、しますね〜〜(遠い目)で答える私たち。

一回でどれだけするの?と聞かれたので、これはこたえるっきゃないと、私は死んだ目で答えました。

 

「前は6万円かけました」

 

 

マジです。学生の身で、しかも高額アルバイトもしてないのにこの値段をいっぺんに課金した(一瞬カードが止まった)のでもう何度でも言ってやりますが、私は以前、シャニライにて聖川真斗のURを一枚撮影するためだけに6万円かけました。

 

 

 

「6万!!!??」「学生だよね!!??」

 

 

そりゃ驚くよね、というかそんな反応してもらえるとこっちも報われる…………とか思ってると、

 

 

「社会人になったらやばいよ〜〜」

 

 

稲川淳二の怪談よりも怖い話を聞いてしまいました。社会人になるとそこらへんの感覚がゆるゆるになるそうです。下手すると、使う分だけ残業すればいい、という稲川淳二も顔真っ青のレベルの怖い話です。やばいです。今から計画的な散財を考えねばならない。

 

こんな感じの話をして、二組目も終了。

 

 

 

三組目は、右側に熱血、左側におじさん。右側の熱血が、キルラキルとなんとかってアニメが熱いんですよ!!と何度も言ってたのと、LINEのアイコンがタンクトップなので熱血ってあだ名にした。

 

熱血は声優の話をしてくれた。おじさんは声優を意識してアニメを見たことがなかったので、これから意識して見てみようかなあと言っていた。

 

ここまではまともに会話ができた。

 

しかし、私はここから脳死タイムに入っている。

 

 

なぜなら話題探し、間を繋げる、相槌もう全てに疲れてしまったからだ。

 

 

 

四組目〜六組目、もうまとめる。それくらい記憶がない。いや、さっきから思ってたんやけど君達揃って好きなアニメにSAO(ソードアートオンライン)書きすぎ!!!お前もSAO!お前もSAO!一つ飛ばしてお前はRe:ゼロ!!!それくらい好きなアニメに似たタイトルが続く。

5つアニメ書いてもらったはいいけど、どれも分からん。シュタゲ?コードギアス?タイトルしかわからん。タイトルだけの印象の話をしたらええんか?「ソードアートオンライン?ネットの話みたいですね」んなわけねえだろ!

 

私はプロフィールシートをみて、何か話題を探しては、話しかける「作業」を続けた。そうでもしなければ、無言で25分がすぎそうだったのだ。

一生懸命話題を振っているのに会話がすぐ終わる。てめー!!!!私はドッジボールしとんちゃうぞ!!キャッチボールをしろ!!!おら、私のグローブはここだ!!投げろ!!!

 

このとき、相棒の意識(やる気)は既にログアウトしていた。後から聞くと「頑張ってんな〜偉いな〜〜」という感想をもらった。クソ!逃げよって!!!!

 

私は面接官の気持ちをここで理解した。何度も何度も同じ質問をして、同じ会話をして。そりゃ疲れるし印象的じゃなきゃ忘れるよな…お疲れ面接官。私を就活の面接で落とした奴は少し呪うけど。

 

 

 

6組目が終わった時には帰りてえ〜〜の気持ちしかなかった。もう疲れた。パトラッシュ、もうだめ。私頑張ったよ。迎えに来て。

私と会話をしてくれる友達って、本当にお話が上手な友達ばかりなんだと改めて実感。みんないつもキャッチボールしてくれてありがとう。たまにバット振ってゴメン。

 

 

そういえば途中、トイレに立った相棒が、「トイレ待ちで女の人と話したけど、そっちの方が盛り上がったよ」と言ってて笑った。もう女オタクでオフ会しよ?推しについてひたすら語り合おうぜ?軽く同担拒否だけど。

さらに、「進撃(の巨人)は打率が高い」というパワーワード全開のアドバイスも貰ったらしい。どうやらオタク街コンの界隈にも玄人はいるようだ。

 

 

 

最後に7組目、精神に限界をもたらしていた私に神が微笑んだ。神はいる。絶対にいる、そう感じた。

 

 

 

7組目は右側にとにかく明るい人、左側にメイクが濃い人が来た。

ほぼ白紙のプロフィールシートを見せると、「え!?大学生なの!?出会いなんてこんなところ来なくてもあるでしょ!?」ととにかく明るい安村に言われた。

 

 

ね〜〜よ!!!そもそもあったら来てね〜〜よ!!!

 

 

 

と、少し思ったが、そんなことを吹き飛ばすくらい、滅茶苦茶楽しかった。滅茶苦茶盛り上がった。

メイクと安村は友達かと思うくらい仲が良かったのだが、今日この場であったばかりらしい。

「ここでカップリング成立だよ」とか言ってて爆笑した。おめでとさん。

 

安村が所沢が最寄りとのことで、5月のプリライの時に「何かの宗教かと思った」と私たちのようなライブ参加者をみての感想を聞いた。側から見ればそうよね。私もそう思う。頭おかしい人の集まりだよなって。

で、今年の5月にはST☆RISHのファンミがあるので、「今度もまたチケット取って行きますね!」と相棒と2人で安村に言った。いや、安村はST☆RISHの関係者でもなければメットライフドームの持ち主でもないけどな?

安村が「いつあるの?」と聞いて来たので、「5月です!」と2人声を揃えて、手で「5」を作ってドヤ顔で答えたら、メイクと安村に「息ぴったりか」と笑われた。つーか、ドヤ顔で答えてるけどお前達が開催するんじゃなくてST☆RISHが開催するんだからね???

 

 

そして、出会いがないという話から、軽くではあるが私たちの恋愛観について話すことになってしまった。

頭のゆるいお兄ちゃんのような存在がいる相棒。

高校の時好きな人はできたけど、それ以来具体的な自分の恋愛像が真っ白になってしまっている私。

街コンで話すネタじゃねえとか思いつつ、なんか結局話してしまった。こんなとこまで来て何してんだ?

 

 

気づいたら25分が経っていて、スタッフのお姉さんが近づいて来た。

 

「この後もう解散の予定だったんですけど、お姉さんが力を見せて、ここをもう少し借りることができましたので、二次会を開きたいと思うんですが」

 

お姉さんすごいっすね!と、私はいつものノリで話しかける。

 

 

「そうなんです、お姉さん頑張った!そこで費用なんですけど、女性は500円!ワンコインっていいですよね〜〜!」

 

 

ワンコインいいですよね〜〜!最高ですね〜〜!と反応する私。ガヤ担当にもほどがある。ひな壇芸人か?

 

 

「そして、男性は〜」

 

 

多分多目に出させられるんだろうな、と街コン探しをして学んだ私は思った。それでも千円くらいかなと、なんとなく考えていた。

 

 

「3000円!」

 

 

「スリーペーパー!???」

 

安村が驚く。私もびっくりした。3000円って、女の6倍じゃん。は?やっぱペソでしょ?

 

 

「女性の分も男性に払ってもらわなきゃなんで〜…でもでも二次会で3000円って安くないですか?」

 

 

安くねえよ!いや、世間的な「二次会」なら安いかも知らんが、ワンコインを聞いてからのスリーペーパーは高い、高すぎる。

 

 

 

安村とメイクは行くのをやめることにした。流石に高いっすよね〜とかなんか話して。

他の参加率ってどうですか?とお姉さんに聞くと、「皆さん参加しますよ、ここ(メイクと安村)以外は皆さん参加です。初めて不参加と言われました」

 

 

お姉さん、不参加言われてそんなに傷ついたん????

 

 

 

「なんか俺らが空気読めないみたいじゃん」と安村が笑いながら言った。それな?いや、わざわざ不参加強調せんでよかったよね?参加率高いですよ、でよかったやん?お姉さん可愛い顔して結構辛辣やね?

 

 

 

私たちはゆーてワンコインだし、ということで参加表明した。

 

 

そして、一次会はお姉さんの「はいこれにて解散です!」の一言で呆気なく終了した。帰る人への当たりが強すぎるやろ。メイクと安村はそのまま出口の方へと向かって行った。

 

 

この流れの時、私と相棒はずっと爆笑していた。文字では伝わらないが、メイクと安村の反応なりなんなりが面白すぎたのだ。

 

 

「てかさあ、この後残ってこれ以上楽しくなるかなあ」

相棒が私に言って来た。

「あ、たしかに…」

それくらいメイクと安村との会話は楽しかった。なんならオタク街コンなのに、アニメの話はほぼなかったのだ。

「抜けるか」

 

 

 

そうして、私たちは「やっぱり時間が厳しくて…」と、お姉さんに告げ店をあとにした。

 

 

そのまま私たち2人だけの二次会をサイゼリヤで開催した。サイゼは貧乏の味方。

もう既に7組目以外の記憶が薄れていたので2人で確認したりした。

感想を言い合って、爆笑して、入れて来たばかりの水をぶっこぼして…最高の二次会になった。

 

 

LINE交換をしたということで、何人かの人から連絡が来たが、全て既読スルーしている。

 

 

これにて街コンは終わり。

 

 

ひとつだけ言いたいのは、真剣に相手を探したいオタク(特に女)はオタク街コンには行くよりも、別のところに行った方が可能性あると思いますよ。

 

 

以上、なんとこの時点で9600文字という長さの感想を書いてしまいました。

みんなも気になった場所にはどんどん行こう。

 

次は、謎解き街コンに行ってみようと思います。