求めずともネタは寄ってくる〜北海道旅行編①〜
こんにちは、峠野です。
本日は(というより今この文章を書いている際は)飛行機の中からお届けします。が、結局は旅行から帰ってきて1ヶ月くらい経ってますわ。人間ね、こういうもんなんすよ。自分の手綱を自分で握れねえと後回しに後回しを重ねるんですわな。
仕事が一段落ついたもので、気晴らしに旅行に行ってきたのです。
ま、いわゆる新婚旅行というやつです。北海道3泊4日の旅。
私の旅にはネタが尽きないと巷で有名なのですが、今回も例に漏れずネタ満載旅行となりました。
もはや毎回「俺にネタ、もってこい!」と私の中の日向が叫び、全力で待機しているほど。おそらく影山(ネタ)も「ボールは一つなんだぞ、そのペースで間に合うわけないだろ」と呆れてもおかしくないのですが、そこは流石王様。きちんと捌いて私日向翔陽の元にネタを運んでくれるわけです。
今回は、その北海道旅行のネタを綴っていきたいと思います。
なお、今回からは一記事に一つの出来事をまとめるのではなく、一つの出来事をいくつかに分けていこうと思います。
なんせ毎回1万5千字くらい書いてるわけです。飽きます。頭の中で文章が出来上がっていても、フリック入力やタイピングの速度が追いつかず、時間がかかります。そして私は疲れます。
誰か早く頭の中の文章や情景が即座にアウトプットできるメチャすごシステム作ってくれ〜!ここが他力本願寺の本丸だ!!
しかしそんなシステムはまだ流用されていないので、積み上がる下書きの山。
私のはてブロの下書きには、表舞台に上がれなかった幾多もの記事が眠っています。そんな彼らをこれ以上産まないべく、そして何より私が飽きないように、細切れに投稿します。
漫画でよくある長編です。数話〜数十話にかけて連載されるあれ。好きな長編で争いが起きるとか起きないとかのあれ。
キメラアント編、真選組動乱篇、春高全国大会(特に稲荷崎戦)、尸魂界編、、、
みんなは何が好き?渋谷事変?第5部黄金の風?空島編?
峠野の人生もそんな感じで長編でできている。現在は労働地獄編(つまらないと不評。打ち切りまっしぐら、寧ろ作者が打ち切り懇願中)を連載中なのですが、
まあ箸休めと行こうじゃあないか。憎きしょうもなタスクたちがどうなったか?爆発するよ!
ってことで作者からのネタバレを投下した上で、北海道旅行編の開幕だ!!
1日目。
というより出発前日。
何を思ったか脂たっぷりのホルモンをつまみに晩酌します。
お分かりだろうが、明日から北海道でうまいものをたくさん食べるぞ!という人間がする所業ではない。
正常な人間であれば「明日からたくさん食べるし今日は控えとこ・・・」と、消化に良い食べ物だったり、カロリーが低い食べ物を選択します。
しかし私は、いいえ私たちは愚かでした。というより、欲に勝てませんでした。
さらば青春の光という面白推し推しマシマシコンビが美味しいと紹介してた店のホルモンが、ちょうどこの日に届いたんです。
そんなん食うじゃん!食うしかないじゃん!!
それとも何か?食わないと言う選択肢があるのか?
トリコだってうまいもんあったらすぐ捕まえるなりするでしょう。知らんけど。
だからホルモンもとい旨い脂を胃に注ぎ込んだ。もはやハイオク。俺はスポーツカーだったんだ。。。
そんなこんなで1日目を迎えたが、無事・・・であるはずもなく。
お腹の調子がすこぶる悪かった。私にハイオクはまだ早かった。やはり体育の成績が平均2-3ではフェラーリには到底及ばないようだ。
今から美味いものを食うぞ!という心のモチベは完璧だったが、如何せん胃もたれがすごかった。
胃が「は?食うな?」と圧をかけている。胃が練を見せてきている。さては強化形だな?
だが、そんなことで止まると思うな。現在朝の9時前(飛行機の中)。
次に食べるのはどうせ12時前。あと3時間くらいある。2時間ドラマみたら1時間余る。
船越英一郎も時間を持て余して、「犯人分かったけど、時間余ったしわからんフリしたろ」とか言い始める。
早めに崖まで追い詰めといて、「ん〜〜〜船越と見せかけて、古畑任三郎でしたァ」とかふざけ始める。
それだけ余裕があったらば、体だって心に追いついてくる。
本当に意気込みというか食い意地とはすごいもので、着陸前には胃の調子はほぼ通常通りに戻りつつあった。
いや、それもこれも、通路挟んで隣の客がジョジョ5部のアニメ、しかもボスにトリッシュを送り届ける話を観ていたおかげ。
何気なく隣の人がスマホで動画を観始めて、何観てんのかなと思ってちょっと横目で見ていたら、
まさかのパンナコッタ・フーゴが画面に現れたのだ。
思わず「ヒェッ」と声を出しそうになった。
予想外のタイミングで推しに会うのはある意味キツい。覚悟はいいか?俺はでき・・・てないです。
てか運命的すぎるよなァ!?
最近放送されている、例えばスパイファミリーのような立ち位置のアニメでもない。
それに加え、シリーズ通して半分以上は出番のない私の推し。
最後には空気と化して、「パンナコッタ・フーゴォ?そんな奴いたっけかァ?」的なぞんざいな扱いを受けている存在。
そんな彼を、飛行機の通路を挟んでいるとはいえ隣の知らねえ男のスマホで確認したわけ。
これを運命と言わずして何と言う。Do you understand?
(やっべ〜〜〜テンション上がりすぎてっつーか推しが出てきたせいでまだ北海道着いてねえのにこんなに長々書いちゃった。
流石私の人生の長編、無駄が多いね。DIO様ジョルノ〜怒らないで〜無駄無駄ラッシュしないで〜〜!!!)
そういえば、もう一つ運命的な出会いがあった。
座席に付随している雑誌にて、「愛知県特集」が組まれていた。(今から北海道行くんですけどね)
わあ出身地じゃん、とか思いながら手に取って中を見ていると、超絶地元のカフェが載っていた。しかも行ったこともある。
そんなことある????もはやこの飛行機、この座席って私のために用意してくれました????
もしかして、「劇場版名探偵コナン 運命の飛行機(エアプレーン)」の撮影でもしてました???
つまり私が犯人?やめて!船越さん!!私を崖に追い詰めないで!!!ほんの出来心です!!!!
そんなこんなで食い意地と推しパワー、そして少々の地元ネタという名の最新医療で体の健康を取り戻し、ようやく降り着いた北海道。
初夏の北海道は涼しくて快適やろな〜と思っていたらものすごい天気が悪いせいで、涼しい通り越してもはや寒い。
なぜ北海道に来てまで大雨に遭わにゃならんのか。それは私が犯人だからでしょうか。
新千歳空港から札幌に向かい、ホテルに荷物を預け、そこら辺を観光。
ここまでの流れおよび人生で大分お察しでしょうが、私は漫画、ゲームが好きなそこそこのオタクなので、
観光地を選ぶ基準もそれです。推しが行った場所。だからそこに私も行くのです。
ペルソナ5Sに出てきたからすすきのだっていきました。北海道旧庁舎も行きました。
それなのに!旧庁舎は工事中で中に入れないしビニールかかってるし!!
以前広島に行った時もそうだった。厳島神社が工事中で何も見えんかった。修学旅行の時ですら工事中だったのに。
なんだ?観光地には私が直接観たら爆発でもする呪いでもかかっとんか?
寧ろ私がそういう能力でも持っとるんか?これはそう思わざるを得ない。
一通り観光を終えたので、ホテルに戻りチェックイン。
すると、「特典のシャンパンがあるのですがいつ飲まれますか?」と質問される。
ふ〜ん、リッチじゃん、と私の中の越前リョーマが囁いた。
どうせハーフボトルだろうなと思って、今すぐ飲んでやるぜ〜〜!!!と答えた。
それが過ちだった。
部屋に入ってベッドに飛び込むなどして童心に帰っていると、それは来た。
まさかのフルボトル・シャンパン。
は?聞いてないが?こういう特典って割とハーフじゃね?
北海道旅行にて計画的に美味を楽しもうとしていたのに、初っ端から計画を崩された。
刺客は思わぬところにいるのだ。
ていうか、北海道まで来てるのにそんなフルボトルをホテルで楽しむ余裕があるとお思いで?
北海道ぞ?色々あるけど何もない愛知ではないんぞ?
寿司、ラーメン、ジンギスカン、そのほか色々。。。ただでさえ食べ物の渋滞起こしてんのに、そこにフルボトルが入る余地があるわけなくない?
とか言いつつ、2人で4分の3くらい飲んだ。頑張った。割と余地あったわ。草。
ゴールデンカムイにも出てきたあそこ。
しかしここにもトラップがあった。
ホテルから「サッポロビール」と書かれた煙突を見つけて嬉々として向かったら、
「サッポロファクトリー」だった。予約したジンギスカンのお店はどこにもなかった。
だって!鯉登少尉がビール浴びたところにもサッポロビールって煙突あったじゃん!
そこだと思うじゃん!!
改めて調べ直したら、ちょっと離れた場所に「サッポロビール博物館」はあった。煙突もあった。
てめえ、、、似たような名前つけて似たような煙突引っ提げて紛らわしい真似してんじゃねえぞ、、、、。
もはや難易度が鬼。初見殺しにもほどがある。サイゼリヤの間違い探しか?
おかげで若干遅刻したが、鯉登少尉に思いを馳せながら、無事おいしいジンギスカンを食べられた。ヒンナヒンナ。
そして1日目の最後。
さらば青春の光のYouTubeチャンネルにて目にしたあの時から、ずっと吸ってみたかったシーシャ。そう、シーシャバーデビューを果たしました。
私は非喫煙者のため、煙を吸ったことも吐いたこともありません。
小さな頃から、冬の寒い日に出る白い息が大好きだった。でも物足りねえ、、、とずっと思っていた。もっと、もっと吐かせてくれ。
その夢を叶えるのが北海道だとは思っていませんでしたが、ひとまず煙を吐けるのです。しかも無害な。なんならいいにおいがする。
シーシャバーに入ってみると、なんと1組しかお客さんはおりませんでした。その人たちもすぐ帰ってしまったので、貸切のような状態に。
お店のお姉さんにおすすめの匂いを作ってもらい、教えてもらいながら吸ってみると、なんとも言えない甘い、でもさっぱりとした香りが口内に漂います。
そして思いっきり吐く。ああ!私がゴジラだ!!ようやく、煙を吐くことができた!
これがチルってやつですか。確かに落ち着く、いい気持ちになる。何より煙を吐くのが楽しすぎる!シーシャ最高!
と思いながらぱかぱか吸っていたところ、貸切状態を打ち破りに、男女2人組が来店。
しかもこの男女2人組、ガラガラで広めの店内なのに何故か私たちの向かい側に座ってきた。
え?そこ?こんなに空いてるのに?物好き?
人の煙を吐く姿に興奮するタイプ?逆に見せびらかすと昂るタイプ?どっちにしてもきっしょ・・・
それとも私たちが見えてない?お互いしか見えない恋は盲目〜ってか、やかましいわボケ。
と、知らねえ男女に向かって(心の中で)暴言を吐いてしまいました。や〜〜失敬失敬。
でも、空席の中わざわざ目の前に座られたら、相手がどう思ってようと「見ていいですよ」の合図ですよね。
しかも手元には酒とシーシャ。いい感じに暇つぶしたいんですわ。見させていただきますぜ。
観察開始数分で、私の「男女識別センサー」が、「この2人はカップルではない」と告げていた。
パパ活でもないし、マッチングアプリやお見合い系でも、ホストやキャバの同伴でもない。
多分、元々の知り合いが2人で出かけたか、大勢での飲み会後2人になったか、のパターンと見た。
シーシャバーの座席は2人用のソファで、2人で並んでシーシャを吸っていた。
しかし、2人で一つのシーシャではなく、各々のシーシャを頼んでいた。
これがカップルでないと推測した一つ目の要素。
おそらく会社かサークル系の繋がり。共通の後輩が云々、とかいう話がほんの少しだけ聞こえた。
流石にずっとマジマジ見るとバレるので、ある程度目を離す(というかこちらはこちらでお喋りしてた)。
で、また奴らをチラリと見る。この繰り返し。これが、外での人間観察方法。
あ、あーしの趣味、人間観察なんすよ(暗黒微笑)。
そのまま人間観察(笑)を続けていると、あることに気がついた。
「あれ、、、?なんか距離近づいてない?」
見間違いだと思ったけど、2回目・3回目で確信を得た。
2人が近づいているというよりは、男が一方的に近づいていたのだ。
どんどん女性の座る場所が狭くなる。え?何をしているの?
2人で椅子取りゲームでもしてる?それとも縄張り争い?
男は女性がすみっコぐらしを強要されていることに全く気がついていない。そういうとこやぞ。
男は自分の領域を広げながら、広げるスピードを速めながら、
何なら息を荒げながら(嘘)、目をギラギラとさせながら(これは本当)、ベラベラと話を続ける。これは誰がどう見てもカップルではない。
おい男〜〜〜!!!めっちゃお持ち帰りしたがっとるやんけ〜〜〜!!!
時間もいい感じやもんな〜!このまま行っちゃいたいよな〜〜!!!
でもさ〜〜〜!!!本能ダダ漏れすぎじゃよ〜〜!!
獣でももう少し上手く隠すで?
お前さては人間のフリした猿だな?猿に失礼か(双方に失礼)。
ワンナイトだとしても、ていうかだからこそ、もう少し相手のこと気を遣うと思う。
女の子の顔見てる?割とずっと下見て笑ってる。愛想笑いって言うんですけど。
それに何より女の子をちゃんと見てたら、狭そうにしてるのも気づくよね。
もうハムスターくらいのスペースでちんまり座ってるんよ。「キュウ…」って鳴き声が今にも聞こえてきそう。
あ〜〜盲目はお前だけだったか〜〜〜!!こりゃまた失礼しました〜〜!!
とうとうハムスターを飛び越えアリになってしまった彼女と、何にも見えてない盲目男は私たちより早く帰った。
う〜〜〜ん。お持ち帰りは無理やろなあ〜〜どんまいやで盲目くん。
ちなみにアリになった彼女と気づかねえ鈍感男の姿があまりにも面白くて密かに写真を撮ってしまった。
母親に送ってみたら「かわいそうに、、、これ男狙ってるけど無理やろ」って返信がきた。
ああ、これが親子か。
とまあ、ネタが大盛りすぎてびっくりしたんですが、これまだ1日目なんすよ。
やっぱり私って、ネタに愛されてるなーッと実感しました。
あと3日分、頑張って書きます。私は休載しない、させないんだ、、、、!!強い心を持っているんだ!!だってまだ、新キャラがいっぱい出てくるんだよ、愉快なアイツとかシーンがてんこ盛りなんだ、、、、!!!!
⭐︎ご愛読ありがとうございました!峠野先生の次回作にご期待ください!