なんの足しにもならない

140文字じゃ収まりきらない

尿検査物語2-ドキッ!老人だらけの市民病院〜気絶もあるよ〜-


こんにちは、峠野です。


ただいま絶賛シューカツ…じゃなかった、「御社の☆プリンスさまっ♪」という人生ゲームをプレイ中なのですが、面接と面接…もといプリンスとのデートとデートの間に4時間も空き時間が生まれてしまう、という、絶望的に下手くそなスケジュールを立ててしまったので、暇つぶしを兼ねて昼に更新します。


昨日の話なんですが、尿検査に二回も引っかかり病院にご招待されました件のその後に進展がありましたので、ここにご報告します。

とはいえ、「オメーの尿検査の結果なんて別にどうでもいいわ」という心無い人が大半だと思うのですが、なんといってもここは私の、私による、私のための世界(ブログ)なので好き勝手にやらせてもらいますぞ。




というわけで、行ってきました、市民病院!

もう見渡す限りおじいちゃんとおばあちゃん!椅子に座ればおじいちゃんとおばあちゃんに挟まれる!オセロ方式で行けば私も立派な老人!

「アァ〜ここが(ある意味)天国か〜〜」

とか失礼極まりない感想を抱きつつ、導かれたるは「腎臓内科」。



診察室の中にいたのは研修医と本物のお医者さん。おじいさん先生でした。またここにもおじいさんです。しかし、研修医が若かったのでなんとかオセロ回避。危ないところだった。


おじいさん先生にあれこれ話を聞かれて、これで結果がわかるのかなドキドキ…!と少女漫画の主人公並みに胸を昂ぶらせていると、

「結果は今日にはわかりません。来月にもう一回来てもらいますね」


エッまさかのまた延長戦!!??さっきまでの昂りを返してくれよ!!!


すっかり気の抜けた私は、もうさっさと帰ろ…と帰り支度を始めると、


「まだ帰れないよ、採血と採尿してもらいますからね」


な、なにそれ!?なんか私とまだいたいから帰らせない強引な彼氏みたいじゃん……!!そんなの従うしかないじゃん!!!しょうがないなぁ、きょ、今日だけなんだからね…!!



強引な彼氏(※おじいちゃん先生)に指示されるがままに採尿・採血ルームに通されました。へぇ、広い部屋だし意外と綺麗にしてるんじゃん……?


そこには女がたくさんいて、思わず「ちょっと!!!この女たちは一体誰!!??私のことは遊びだったの!!???」

と彼氏に突撃しに行こうかと思いましたが、よく見ると看護師さんだったので、ああなんだ彼氏の召使いみたいなもんか、と落ち着きました。


その召使いの1人が私に紙コップを渡して来て、彼氏様のために採尿して下さいませ、と跪いて来たので、そこまでされちゃあしょうがないなぁ、なんたって彼氏のためだしねぇ〜と協力。


なんていい女なんだろう、私。



そして、採尿が終わってすぐ、「次は採血です」と召使いに案内され、召使いのボス的存在の前に座らされました。

「血を取りますからねえ〜」

少しどきりとしたものの、彼氏のため!私はいい女!いい女は我慢よ!!!平然な顔をして腕を差し出しました。


ぷすり、と腕に刺さる針。びっくりするほど痛みを感じなくて、うわあこの人上手だなあと本気で感動していました。

これくらいなら大丈夫、と呑気に考えていると、


「あと4本取りますからね〜」


と耳を疑うような発言をするではないですか!

エッちょっと待って、あと4本!?私そんなに血ないよ!毎日野菜食べて、たんぱく質もとって、それなりに気をつけてはいるけど!!そんなに血はないんじゃないかな!!??…てか、私の血、黒すぎ…!?

と、ぐるぐるいろんなことを考えていると、やって来ました、あの感覚が。


待って!!!今こないで!!耐えて私!!!



「順調にとれてますよー、あと3本です」


ちょっと!看護師は採血の実況中継やめて!!色々想像するから!!!ほんと勘弁して….

あああ…耳鳴りしてきたし、これほんとまずいヤツだわ、気持ち悪いしやばいわ…


「ちょっとヤバイ、ヤバイです…」


我慢できず口にする私。机に突っ伏すものの、だんだんと周りの声が遠くなってくるのがわかります。


「ヤバイ?大丈夫大丈夫ー、深呼吸して〜〜」


大丈夫じゃねえんだってなに言ってんだお前………え、深呼吸…???

シンコキュウ………???



あ、










………………



……………



「峠野さーん!終わりましたよー!」


気がつくと肩をバシバシと叩かれ、大きな声で叫ばれていることで、ようやく目を覚ましました。

ああ、またか。

また、気絶したのか。

その事実だけははっきりとわかりました。

そして、意識を取り戻した瞬間に来るのは、どうしようもない吐き気と気だるさです。


「気持ち悪い、寝転がりたい」


それだけしか喋れなくなった私は、一刻も早く寝転がらせて欲しかった。

それなのに、


「峠野さーん、今から血圧測りますね〜」


いや待て………寝させろや…………どうしようもなく気持ち悪いんだってば………


鬼畜な看護師は私の血圧に低いですね、と抜かしたもんだから、そりゃ気絶してたんだから低くてもしょうがねえだろアホかとにかくさっさと寝かせろやと思っていると、車椅子がきて、それに乗せられベッドまで運ばれました。


人生初の車椅子体験、まさかここですることになろうとは。


そのままある程度気だるさと気持ち悪さがなくなるまで寝かせてもらいました。


帰るとき、正直もう体力が消耗されすぎて、私はここになんのためにきたのか忘れるほどでした。

とりあえず、また来月にまた強引な彼氏に会いに来なければならないようです。



ああ、2度と採血はしたくない。マジで。

これを書いてたら思い出し気絶しそうになってきているので、ぐちゃぐちゃな文章ですが、修正せずに投げます。さようなら。

みんなも採血は気をつけましょう。