なんの足しにもならない

140文字じゃ収まりきらない

そうだ、免許取ろう。〜免許取得記録①〜

こんにちは、峠野です。

 

この度、私は免許取得を決意しました。

大学生時代も、社会人になってしばらくしても、不要とずっと思っていました。

電車やバスがあれば割とどこにでもいけちゃいますし。

何より歩行者が最優先だから、我が物顔で道路を通行できるし。

また親をはじめとした多くの人たちに「お前に運転は向いてない」と口を揃えて言われたし。

仮に免許を取ったとしても、自分を乗せてくれるなよ」、そんな本音すら見えてました。

そんなこと言われちゃうと、真っ先に乗せたくなるよね。地獄の果てまでドライブしようや。

予定、空けといてくれよな。私は助手席を空けておくからよ!!

 

で、そんな私がなぜ突然免許取得決意に至ったかって???

運転したいからだよ!!

仮に、「お腹すいたな」と口に出した時に「なんで?」と聞かれたら答えに困るでしょ?「は?腹が減ったからだが?」となりますよね。それと同じです。

三大欲求と一緒にするな、と言われてしまいそうですが、私にとって「全てのしたいことやりたいこと」は余裕で生理的欲求の一つなんで。マズローの法則なんて知らねえ、私のことは私の法則に従ってんだよ。この世のルールは私が基準だ。

それに、向いてない怖い危ないってここまで言われちゃうと、逆に思っちゃうんだよ。

「私、運転向いてないわけないんですけど??」って。

天邪鬼なんだよ私。本当に厄介なほどに。

自分のことに限っては逆張り精神が旺盛なんだよ。困るよほんとに。逆張りは中2で卒業して欲しい。とはいえ厨二病慢性患者だから理にはかなっている。ヤダ〜ッ、超論理的じゃないの私!

というわけで欲望のまま、及び私の運転適性を証明するために、免許取得を決めたわけです。

 

申し込みに行く日。どえらい雨でした。

別にその日でなくてもよかったけど、私はとても気まぐれで面倒くさがりであるため、この日を逃すと多分気が変わると思い、行くしかありませんでした。

今回の私は本気です。前述から分かる通り(倒置法)。

 

家から徒歩数分のところに、送迎バスが来るとのこと。ただ、よくある路上バスのように分かりやすいバス停があるわけじゃありません。

公式サイトの情報(地図)を頼りに、お迎えポイントに立って待ってましたが、定刻になっても一向に来ないバス。

場所が合ってるのか不安になってくるから何度も確認する。この瞬間私は、Zenlyで彼氏の居場所を穴が開くくらい見つめ、安心を得ようとする彼女になっていた。地図上のバス停止場所と、私の位置は完璧に合っていた。それはもうピッタリと。それでもやはり、不安ではあった。ピに会うまでまじ安心できないんだが!

そして先ほども書いた通り、大雨。合わせてそれなりの風。失恋ソングのMVを撮るにはピッタリな天気。back numberとか合うんじゃない(適当)。

結構なびしょ濡れ具合。傘を3,4割の雨がすり抜けて、私の服、鞄、身体を濡らしてくる。馬鹿野郎、ここは雨水進入禁止エリアだよ!標識見えねえのか(お分かりの通りそんなものはない)!

とまあ、簡単にいえば不安と風雨による不快感が募り、イライラしてくるわけです。マジで帰ろうかと思った。なんで私はこんな悪天候の中突っ立っているのか?ピは何故私を早く迎えにこないのか?

できるだけ嘘はないように、どんな時も優しくあれるように」だと?うるせえ!嘘をついているのはピ(バスの時刻表)だし、こんなに悪天候でコンディション最悪な中でも優しくあれだなんて私はガンジーじゃあねえんだよ!水平線なんかどこにも見えねえよ!見えるのは私の限界だけだ!!!

 

そんな感じで限界とブレイキングダウンしていると、道路の端からピ改め車校のバスが見えてきたのだが…おれは今やつのスタンドをほんのちょっぴりだが体験した。

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

「おれは奴の前でバスを待っていたと思ったら、いつのまにかバスに抜かれた」

な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…

って待たんかコラ!!

何がスタンドだあほんだら!!!ちょっとは徐行せんか!!!!めちゃくちゃバス乗りたい波動送ってただろうが!!!!察しろ!!(我儘)

そして私はそこから全速力でバスを追いかける。決して足は速くない私だが、今この瞬間だけは世界新記録を樹立するくらいの速さだったと思う

なぜなら執念がエネルギーとなっているから。ここまで来て乗れないなんて許されるわけないだろうが!お前の断末魔を「ピ〜〜!」にしてやる。地獄の果てまで追いかけてやる。牧野つくしを追いかける道明寺司の執念が今この瞬間わかった気がした。いや多分こんなもんじゃない。そう思うと道明寺ちょっと怖…やっぱ花沢類しか勝たんな(ちなみに漫画版の話をしています。ドラマ版の話はしていません。ドラマ版は道明寺の方が好きでした)。

バスは数メートル走ったところで止まった。ドアを開けた運転手がとんでもなく驚いていたが無理もないと思う。私も後ろから般若のような形相で女から全速力で追いかけられたらぎょっとする。多分逃げる。逃げずに止まってくれただけ、この運転手はすごく肝の座った人間だ。褒めて遣わす。ストゼロ飲む?もちろんストローつき!

 

「乗る場所違うよ!あと乗る時は手あげてもらわなきゃ…」と運転手が開口一番に言う。

し、知るかーーーーーーーーっ!!!てか私がルールなんだから私が立ってるところがバスの停止場所だろうが!!!(すみません初めてなもので…てか乗る場所違ったんか〜〜〜〜い)

つい本音と建前が逆になってしまうかと思うくらい、私の限界が近かった。なんならクソバカ独裁者思想まで吐き出してしまいそうだった。さっきバス来た瞬間、限界なんてぶちのめしたはずなんですけどね。

というよりあのGPSなんやねん。ピッタリ重なっただろうが!とんだクソシステムじゃねーか!

 

 

バスに揺られていたら、なんだかんだ車校に着いた。そこから申し込みの説明を受け、視力検査だの超簡易的な適性検査をし、無事受付完了。

バスの発着点も聞きました。「さっき走って追いかけてしまい…」という、受付からしたら別にいらない情報を添えて。でも頑張ったんだもん!ちょっと聞いて欲しかったんだもん!!なんなら褒めて欲しかったんだもん!!!!(※注:20代後半女性)

こうして私の車校物語が幕を開けることになったのです。開幕早々前途多難っぷりが垣間見えているが、果たして………

 

無事、免許取得まで辿り着けるのか!?更新は最後までちゃんとされるのか!?乞うご期待!!!!